キーワードは『昇華』
昇華とは、心理学・精神医学界の功労者で、オーストリアの精神科医ジークムンド・フロイト氏と娘のアンナ・フロイト氏が提唱した『ストレスへの防衛機制』のひとつ。
社会的に持つことを許されない欲求エネルギー(特に性エネルギー)を、
社会的に認められる形で発散する
というものです。
彼は小児性愛者でしたので、おそらく性エネルギーを社会的に認められない強すぎる欲求=罪ととらえたのでしょう。ここに彼の苦悩を見出さずにはいられません。
仏教でも性のエネルギーは煩悩の一つとされていますので、誰もが持つ抗えない欲求・本能であるということは明白です。
そして、その本能のままに己が持つエネルギーを発散させてしまうと、この人間社会では犯罪者になってしまうこともあるのです。
それを社会的に認められる形、たとえば
- 怒りや妬み嫉みなどの負の感情、そのまま出したら問題がありすぎる性癖・変態性などを文章や絵画、演劇などの情報や身体・芸術表現という形に変えて世の中に出す
- 強すぎる暴力性・凶暴性・攻撃性を、ボクシングや格闘技など正当性のあるスポーツに変えて結果を出していく
- 自身が受けた過去の傷や経験を活かして、社会的奉仕活動・宗教的活動(占い師やスピリチュアル系も含む)をして同じ悩みを持つ人の助けとなるように努める
などに変えていくというものが昇華です。
また社会に参加しなければ達成できないものばかりですので、
- 社会への適応力が上がる
- 自律神経を整える
- ストレスへの健全な対応力が身につく
などの副次的な効果も期待できるエネルギーの利用方法なのです。
この昇華は、10あるストレスの防衛機制のなかでも高次レベルであるとされています。なぜならエネルギー量が強くコントロールが難しいものだから。強靭な精神力・忍耐力のもとに成り立つものであるからです。
防衛機制をコントロールする=自己との闘い
ラポンテ・エネルギークリアリングシステムが、精神修行のことなのではないか?と思った理由としては、強すぎる自身の防衛機制との闘いでもあるからです。
フロイト氏が提唱した防衛機制
- 抑圧→トラウマなど、耐えがたい体験を潜在意識の下に追いやり、つらい記憶を思い出させないようにすることで自我を守ろうとする仕組み
- 反動形成→本当はとても嫌いなのに、無理に好意的に振舞ってしまうなど。本心と反対のことをしてしまう。
- 退行→子どもがえりと呼ばれる状態。強い葛藤や衝動から自我を守ろうとすることで起こるとされている。
- 隔離(分離)→同じ行動を繰り返すことで、不安や葛藤などを紛らわそうとするなど。受け入れがたい感情や衝動と、思考や行為、意識内容、観念などを切り離すことをいう。
- 打ち消し→過去の罪や思考などで、罪悪感を感じることがあったあとにそれを償うかのような行動をする。贖罪。例えば非道な行動をしたあとに、恐ろしく好意的な態度で接するなど。
- 投影→自分の中にある受け入れがたい感情や思考を、相手も持っているのではないかとおもうこと。例えば、本当は相手を嫌っているのは自分なのに、相手が自分を嫌っていると思いこみ、決めつけること。
- 取り入れ(同一視など)→強い憧れなどから、相手が持っている要素を自分の中に取り入れることで一体化したような気分になる。
- 衝動の自己への向き換え→怒りなどの強い衝動を抑え込み、抑うつになったり自身の身体を傷つけたりする。うまく感情を表現できない人が内側に抱え込むなど。
- 転倒→本来の感情とは反対の感情を相手にもってしまうこと。恋愛では『好き避け』といわれる不可思議な行動があげられる。
フロイトの娘であるアンナ・フロイト (Anna Freud, 1895-1982) が発展提唱した
昇華 →前述したとおり、受け入れがたい衝動や思考を創造的な活動・社会的な活動・運動分野での活躍などで活用する
その後、脳科学分野でも防衛機制が応用されるなど様々な分野で使われている考え方です。スピリチュアル分野でもよく聞く考え方でもあります。
昇華を試みる過程でぶち当たる問題
防衛機制の昇華における適切な繋がり先は、神のエネルギーではなく人間社会です。
深く傷ついたり、ひとには到底理解してもらえない問題を抱えた人間で、特に優しい人は周りを傷つけないようにとひっそりと生きていくことを選ぶようになります。これは、昇華以外の9の防衛機制によるストップや逃避によるものです。
いわば潜在意識の暴走でもある過度な防衛機制により、この防衛機制を解除したり、うまく乗り越えていかなければ、適切な社会とのつながりや、目的の達成は期待できないといっても過言ではありません。
よくスピリチュアルや占い、宗教関係の活動が、逃避先として選ばれてしまうことがあるのはご存じでしょうか。
昇華を目指して活動しているうちに、抑圧や反動形成による逃避などでの9つの防衛機制により、俗世とのつながりを断ち、変な選民意識にのまれメサイアコンプレックスという状態に陥る提供者はよく見ます。
とにかくただ上を目指そうとしているだけなので、足元もおぼつかず、軸のなさが露呈、ゆえに道がそれてしまうこともしばしば。迷いの道に入り込んでしまうことがあるのです。道がそれたまま進んでいくことで起こる問題が、魔・悪霊などにつけ入れられるということ。
それは生きている人間に騙される、利用されるなども含まれます。
あ、もしやこのこと言ってるのかな
昇華の別の表現
私が実践しているエネルギーワークが、昇華のことなのではと気が付いたのはつい最近のこと。
そして昇華という考え方は、人間の心を扱う宗教である『仏教』などでも語られているように思います。仏教の教えや日々のお勤めを通して繋がり、見出していくのではないでしょうか。
己の心と向き合い、内側の仏性・神性を見出していくというのは、魂のソースである『創造のエネルギー』と繋がることと似ているのではないかと思うのです。古代からあるエネルギーワークであると言えます。
また、神道やほかの神宗教(については正直全く詳しくないのですが)なども、信仰の対象である神と繋がるという点において、この昇華の過程を経ていくものと思われます
その対象が、内側か外側かの違いなのかなと思うのです。
防衛機制=魔なのでは
そしておそらくですが、仏教や修験道などの修行第一の宗教・信仰において、精神修行の過程において防衛機制というは魔にあたるのではないかということ。
人間が持つ根源的な欲求や感情エネルギーは、生きていく以上必要なものであると考えますし、防衛機制も自我=自分を守るという大切な機能です。
神との一体化・繋がりを重視する宗教において、自我というのはとても厄介なものである。排除すべきものであるという考えはあって不思議ではありません。
いわゆる悟りの道を開こうとしているのと同じことで、指導者なしで一人で乗り越えるのはなかなかに大変だと思いませんか?
創造のエネルギーに繋がり創造力と生命力を高める
AniMoonのエネルギーワークは、 本当は創作活動続けたいけど、なんやかんやで創作活動から離れてしまって、元気がなくなってきてる人のサポートになればなぁと思って出しています。 なぜなら私がそうだったから! いまちゃんと創作活動も社会活動もできて、元気でいる人は、必要ないかもしれないね。
もちろん、創造的なことを、向上心をもってやっているという人にもおすすめです。 創造エネルギーというのは、何かを生み出すエネルギーなので、 現実創造(引き寄せ・シンクロ)や、気づく力や発信力にもつながるかと。 そう考えると、比較的万人向けである
創造のエネルギー研究所管轄のエネルギー源につながり行うエネルギーワークです。
ラポンテ・エネルギークリアリングシステムとは
- 創造性のエネルギー回路の調整と拡大
- 変質したエネルギー(ネガティブ→ポジティブ)の変換
クリアリング・浄化のエネルギーとなります。これらは、あくまで創造エネルギーを使っていく上で鍛えられていくであろうというものなので確実ではありません。
アイデアが降りてきやすくなるので、創作活動をしたり、企画を考えたりするときに流すと良いでしょう。またエネルギーのクリアリング、チャクラが整うため、チャネリングやエネルギーワークなどのイメージワークをする際にもおすすめです。
※人間用に調整されていますが、非常に強いエネルギーのため、意識が上に行きがちになります。創作活動をする際には、水をのみながら、休憩を挟み定期的にグラウンディングをしなおしながらご利用ください。
繋がってもなかなかイメージが降りて来ないというときには、休めのサインです。エネルギーを流しながら、ゆったり好きなことをして過ごしてみてください。
個人差があります。もともと創造的な活動をする人はこれらの能力が高めであると考えています。
また、ヒーリングと名はついておりますが、癒しという柔らかいエネルギーとは異なります。
チャクラを整えて上に繋がっていく
エネルギークリアリングシステムを通して出来るようになるかもしれないこと
- アイデアが湧きやすくなる
- 各チャクラ調整
- 直感力が上がる
- オーラの調整
- エーテルコードのカット
- プロテクションの付与
- 自分軸の確立サポート
- シンクロニシティの多発
停滞しているエネルギーを活発化、気を満たすものとお考えください。充電のイメージです。浄化についても比較的パワフルに行われます。
生命のエネルギー回路の詰まりを改善し、本来自分が繋がる先と繋がることで人生を前に進めていく力を得るための工程です。